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バイクのブログ

裁判員裁判

先日知り合いが参加したので、話の一部を書いておく

事件の内容は殺人事件だ。
家庭内暴力を長年ふるった息子を親が殺した事件だ。
当人は裁判員裁判陪審の数が足らないときに法定に出席する役で裁判所に呼ばれていたのだが、
念願かなって(?)裁判員がドタキャンし、参加できたらしい。
裁判員裁判について裁判所は「陪審として呼ばれる確率は6700分の一だと説明」していたがこんな事例を含めると
もう少し確率が上がると見ても良いかもしれない

この事件の場合、有罪無罪は議論にならず、量刑をどうするかで話し合いがもたれた。
出席に当たって日当と交通費が支払われるのだが、昼飯は自腹で交通費も地図上の直線距離で計算されてしまうから
迂闊に電車に乗ると持ち出しになるらしく、結局知り合いは9000円ぐらいに減ってしまったらしい。
ある一人の裁判員はレクサスで裁判所に来たが交通費として「50円」を渡されていたとのことだ。
部屋にはいるとコーヒーお茶はセルフで飲み放題だったらしい。

議論は量刑をどうするかだっかが検察は実刑7年を主張し弁護側は執行猶予付きを求めた。
執行猶予付きになれば刑務所に入らなくてもすむのだ。
そのとき一人の裁判員は執行猶予付きの量刑を支持したらしい。
結論として懲役4年の実刑の判決となったのだーーと話をしていた。

驚いた。
「親に暴力をふるって逆に殺されたら執行猶予を付けろ」と主張する人間が居るのだ。

検察の言う「懲役7年」はきつい処分でも何でもない。むしろ甘すぎる。堀の中で7年過ごしたら「御祓」が過ぎて
無罪放免となるのだ。
今の世の中では振り込め詐欺でも懲役10年を食らうことがあるのだ。
理由さえあれば人を殺しても4年で出てこれるなんて良い世の中だ!

それともう一つ、裁判員には検察が7年といって弁護が執行猶予を求めたら「その範囲内でしか結論を出せない」と出席した当人が言っていたことも驚きだった。それで、皆ではなしあって「4年」になったらしい。笑える話だ。中間よりちょっときついぐらいで落ち着いたらしい。その判断の根拠は何処にあるんだろう?みんなで「真ん中にしとくか」と言い合ったのだろうか。あなた方の判断基準は「真ん中」かね?

そうだ、殺された息子は鉄道マニアでいわゆる「パクリ鉄」だったらしい。カテゴリーは「寝台列車」。
自室には寝台列車で貸し出される浴衣が何着もあって証拠品としてさらされたそうだ。

ここまで書いたらわかってもらえるだろうか。そいつはコレクションの浴衣の帯で締められたのだ。

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2/25訂正有り
もう一度本人に聞いた結果、いくつか間違い勘違いがあった
検察は「実刑10年」を主張し弁護側は「懲役5年執行猶予3年」で、結論として「実刑7年」となったが正しい。
もっとも軽い刑罰を主張した裁判員は「執行猶予付きで1年半」といったらしい。
(私の感じたことは上のままで間違いないので記事の訂正はしません)何が根拠となって期間が3年短くなったのだろうか?
裁判員に選ばれる確率は補欠も含めて1年間で5600/1の確率らしい。