゜Д゜)っ|) YBR125とYBR250

バイクのブログ

カラシニコフ

朝日新聞国際面に松本仁一カラシニコフ第二部の連載記事が始まっている
カラシニコフというのは銃の名前なのです。

しかし、この武器については、よく知っているので
今さら読む必要は何も無い。

でも、この連載は楽しみにしている。
過去には毎回新聞を切り抜いたし以前の単行本も発売初日に買った。
著者の松本仁一は元兵士や設計者カラシニコフ、武器で青春を奪われた者たち、
武器で青春を奪われたうえで少年兵にされて他人の村を襲うものたち…

国同士の闇取引(武器密輸業者ではなく政府組織が武器を闇で流している)
の実態を取材活動で明らかにして、流出した自動小銃がろくに教育も受けず貧しい人々に渡り
もっと貧しい人を苦しめ、国を社会を共同体を町を村を人と人の結びつきを
侵す様子を淡々と書く。

彼は決して「戦争は悪ですから止めましょう」の立場にたたない。
どろどろのコ汚い戦争ビジネスの実態を民衆の視点で浮き彫りし、
薄汚れた理想も赤さびた信念も忘れた指導者連中と…苦しむ民衆の姿を捉えていく。